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脂肪を取りすぎると

                                遠野市立青笹小学校 

                                     宮 川 信 子  

TOSSランドの実践 田代勝巳氏、村野聡氏のHPをもとに「脂肪のとりすぎ」

について考える授業をしました。

管内の給食研究会でおこない、給食センターの栄養士とのTTでした。

その実践は別紙資料として、添付します。

『冠状動脈の断面写真@』を提示

 発問 1  これは何の写真でしょうか。

「胃」「食道」「腸」などの答えが予想される。血管の断面図であることを知らせる。

 発問 2 血管の中にたまっているものはなんでしょうか

「脂肪」「コレステロール」「血液のかす」などが発表される。

 説明 1 この中にたまっているのは、油です。「脂肪」「脂質」ともいいます。 脂肪は色々な食品に含まれています。脂肪はエネ         ルギーになる大切なものです。脂肪が足りないとガソリンのなくなった車と同じで、動けなくなったり、皮膚がかさかさにな        ったりします。しかしとりすぎると、このように血管にたまってしまうのです。

 

発問 3 一日に取る脂肪の量は何グラムぐらいがいいのでしょうか。

説明 2 小学校高学年なら60gぐらいがちょうど良いとされています。

60gの油を提示(サラダ油60g=75ml)

説明 3 わたしたちは、朝食で10g給食で20g夕食で20gほどの脂肪をとっています。

食事だけで50グラムです。

食事以外で取れる脂肪の量は10グラムであることをおさえる。

よく食べるおやつをたずねる。「ポテトチップス」などのスナック類が多いと予想される。

発問 4 ポテトチップス一袋にはどのくらいの脂肪が含まれていますか。 

袋に記載されている脂質を読み取らせる。 30g以上のものが多い。

説明 4 このポテトチップス一袋には36gの脂肪が含まれています。

皆さんの良く食べるおやつにもこんなに脂肪が含まれています。 

チョコレート(約20g)、クッキー(約20g)、カップラーメン(約18g)スナック菓子じゃがりこ(約15g)

説明 5 おやつにはこのようにたくさんの脂肪が含まれています。

よく考えないで食べると脂肪のとりすぎになり、血管にどんどん脂肪がたまります。     

『血管の断面写真A』を提示

発問 5 この写真は17歳の女子高校生の血管の断面図です。

血管に脂肪がたまるとどうなるでしょうか。

「血液が流れなくなる。」「詰まってしまう。」などの答えが予想される。

『動脈にコレステロールがたまっている写真』『動脈硬化のために壊死した足の写真』を提示

説明 6 脂肪が血管にたまると血管が詰まってしまいます。また脂肪のたまった血管はもろく切れやすくもなります。心臓や脳に血液      がいかなくなり命を落とすことにもなります。これは脂肪のたまって血管、血が通わなくなったため腐った足の写真です。 

指示 1  今日の授業の感想を書きましょう。 

子供たちの感想

資料 「新・今子どもが危ない」  学研
    「生活習慣病」       少年写真新聞社